銅鍋製作
最近は、銅鍋のご注文をいただきます。
頂く度に、銅鍋の大きさや形など
お客様と相談させていただく中で
自分の今までの銅鍋を振り返る機会ともなります。
今までの銅鍋を見比べてみて
一番大きな違いは縁の処理。
以前は
素直な曲線の流れをそのままに活かしていたり
縁を巻いてみたりしました。
縁巻の鍋
最近は、段をつけ蓋が乗る様な形に変化してきました。
個人的にもこのような時期により変遷もありますが
この燕三条地域も時代により様々な技術の変遷がありました。
そのひとつの技術に
「へら絞り」とゆう技術があります。
型に銅板を付け、高速で回転させながらへらをあてがいカッチにしてゆく技術です。
新幹線の先の部分などでも、その技術の成果がみられます。
燕三条でも、このへら絞りで銅板を絞る工場などもあります。
その中のひとつ
時田工場さんは、燕三条地域の一大イベント「工場の祭典」などにも参加され
この技術を多方面に知らしめておられます。
県央マイスター 時田 勇さん
http://www.pref.niigata.lg.jp/sanjou_kikaku/1356774865627.html
時田工場 絞りの動画
この動画はボウルのようなものでしょうか。
縁巻も綺麗にされていて、見応えがあります。
私も、この秋の工場の祭典では、実際にこの技術を近くで見てみたいと思います。
工場の祭典なので、このような技術が知られ、また技術を学びたいとゆう方が増えることは
この地域の多様なものづくりの中でも、とても重要なここと思います。
是非、10月には、燕三条地域に足を運んでいただけたら幸いに思います。
燕三条 工場の祭典
http://kouba-fes.jp/