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湯沸の縁巻

  • 大橋保隆
  • 2017年6月21日
  • 読了時間: 1分

湯沸の大きい口の部分は

縁を巻く事で強度を増します。

全てを金鎚で叩いてしまうと固くなり、加工が難しくなるので線を引き その部分だけを叩かずに残し巻いてゆきます。

湯沸1

徐々に。

湯沸2

最初は木槌で。

湯沸3

その後は、金鎚で叩き締めます。

湯沸4

湯沸5

この縁巻工程は、一発勝負。 叩きすぎると銅が固くなり暴れ、丸みや平が取れ難くなりますので 徐々に手際良く。 縁巻工程は、銅の柔らかさと粘り気の粋と感じます。 また、叩きすぎると暴れるとゆう銅の特性も感じられる作業でもあります。

蓋との擦り合わせも大切なところ。

湯沸6

湯沸は、生活道具の中で鎚起銅器の様々な技術が詰まった器。 熱伝導率も良く、昔の炭火などの弱い火力にも、十分対応できたものと思われます。


 
 
 
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