湯沸 弦 製作
鎚起銅器では、職人が銅板の切り出しから完成まで
一貫しての製作が主となっています。
湯沸の製作でも、弦巻までをすることで完成となります。
先ずは、画像左部の材料を丸めて接合部を銀ロウで溶接します。
この様な道具を使い、徐々に手の力で様子、バランスをみながら曲げてゆきます。
この道具も、父から受け継いだもの。
大体の形ができたら、湯沸の耳との接合部。
バネを利かせることで、弦を本体に付けた際の動きが変わります。
形が完成したら、色付けをし、籐の弦巻。
弦巻も銅器職人が行ないます。
このような、飾り弦を作ることもあります。
巻き終わったら、本体の耳に付けて完成です。